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平成22年度 グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発

(この公募は終了しました)
NEDOによる「グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発」の募集です。
公募時期 ~2月10日 (終了しました)
公募資料 こちらからご覧いただけます 【PDFデータ】
助成率・補助率及び上限額 助成金額:平成22年予算47.3億円(継続)+補正予算8.5億円(新規)

平成21年度から行われている「グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発」一部に対する補正予算です。ただし補正といっても年末の国会での予算通過で突然決まったものではなく、平成21年度の計画当初から織り込まれていたものです。

この開発事業の目的は化学品の製造プロセスに
国際的な産業競争力を強化し、今後も持続的に化学品を製造するための新たな「グリーン・サステイナブルケミカルプロセス」を構築することです。

つまり、現行の
大量消費・廃棄型生産プロセス
から
持続的な生産が可能なプロセス
への移行を目指しており、計画当初の研究開発項目は以下の[1]~[4]の4項目です。今回の公募の対象となっているのは[4]の4および5のみです。

[1]有害な化学物質を削減できる、又は使わない革新的プロセス及び化学品の開発

  1. 水、アルコール等で機能する触媒の高機能化、回収・再生及び製造に関する共通基盤技術
 

[2]廃棄物、副生成物を削減できる革新的プロセス及び化学品の開発
  1. 新規な触媒固定化技術による生産プロセス技術に関する共通基盤技術
  2. 高選択酸化技術による生産プロセス技術に関する共通基盤技術
 

[3]資源生産性を向上できる革新的プロセス及び化学品の開発
  1. 触媒を用いる革新的ナフサ分解プロセス基盤技術開発
  2. 規則性ナノ多孔体精密分離膜部材基盤技術の開発
  3. 副生ガス高効率分離・精製プロセス基盤技術開発
 

[4]化学品原料の転換・多様化を可能とする革新グリーン技術の開発
    1. 気体原料の高効率利用技術の開発
    2. 植物由来原料から化合物を合成するプロセスの開発
    3. 高機能化部材製造プロセスの開発
 
    1. 気体原料の化学品原料化プロセスの開発
    2. 植物由来原料からの化合物・部材製造プロセスの開発
 

また、基本計画には「NEDOが本開発事業の運営・管理を行う」と明記されており、提案者の事業プランに基づいた研究開発を行う一般の募集と異なり、NEDOの指揮のもとに課題解決のための研究開発を行う体制に組み込まれるといいうイメージが近いようです。

しかもかなり絞り込まれたテーマで窮屈なところもありますが、技術分野が適合していてしかも高度な技術を持っている場合は採択される可能性は高まると予想されます。

公募の詳細はこちら(外部リンク)   【NEDO】 (公募は終了しました)

本事業は、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)による申請手続きを行わないと申請ができませんので、充分ご留意ください。