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小規模事業者向け「使える」補助金

2016/03/22

今年も「小規模事業者持続化補助金」の公募が始まりました。

持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者の地道な販路開拓の取り組みへの支援を謳っています。

「小規模事業者」の定義は従業員数に基づいて法律で定められていて、小売業などでは5人以下、宿泊等のサービス業や製造業では20人以下の企業・個人事業主とされ、経産省の統計資料によると、国内全企業の86.5%を占めるので、該当する方も多いと思います。

単独申請の場合上限50万円、雇用を伴う・買い物弱者対応・海外展開などの要素があれば100万円補助率2/3の、言わば“ちょこっとお助け”補助金です。

また、補助金額は小振りでも、平成27年度補正予算としては総額100億円と、結構な金額です。仮にすべての申請が上限の100万円であったとしても採択数は1万件にも上ります。

更に、補助金の使い道としては、日本商工会議所のウェブページでは、

  • 集客のためのチラシの製作と配布、
  • 店舗の客層開拓のためのユニバーサルデザイン導入、
  • 販路開拓のための展示会出展、
  • 新市場獲得に向けたラッピングデザインの外注
などが挙げられており、使い勝手のよい補助金です。

申請書の難易度についても、やはり上限金額が少ない分、ものづくり補助金などと較べても求められる内容はシンプルです。しかしこれまであまり補助金などに馴染みがない商店街のご店主などにとってはやはり苦手な分野かもしれません。

そんなご店主のために用意された仕掛けが「商工会・商工会議所と一体となって」という部分です。具体的には商工会・商工会議所は会員・非会員の別なく管轄地域内の小規模事業者を支援することが法律で定められているのです。

さらに、申請書には商工会・商工会議所が作成する「事業支援計画書」を添えることが条件となっていることから、この補助金の申請について、「担当者がいない」とか「会員であることが支援の条件」とかという対応は許されないのです。

日本国内の商業地域は、必ずどこかの商工会または商工会議所の管轄地域に含まれているので、あなたの会社やお店がある地域にも管轄している商工会・商工会議所が存在します。そしてそこには必ずこの補助金の申請を支援してもらえる窓口があります。

この仕掛けを上手に使って、是非利用していただきたい補助金です。

本記事は2016/03/22時点での情報です。状況は刻々と変化しますので、必ずその時点での最新情報をご確認ください。

季節の俳句

春なれや 名もなき山の朝がすみ(松尾芭蕉)

芭蕉であれば、旅先で宿を早立ちして出会った「名もなき山の朝霞」を読んだであろうと、調べもせずに勝手に解釈しています。冬を過ぎた春の暖かさのありがたみが伝わります。

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