つなぎ融資・「仕組み」編 - 助成金・補助金活用のスペシャリスト アライブ ビジネス

つなぎ融資・「仕組み」編

助成金や補助金は原則後払いです。

例えば応募した計画が上限2000万円、助成率(補助率)2/3の助成(補助)事業に採択された場合、先に3000万円使わないと助成・補助金額の2000万円はいただけないのです。

ということは手元に1000万円しか持っていない人は、この助成金・補助金はもらえない?

・・・とならないためにSBIR(Small Business Innovative Research= 中小企業技術革新制度) という制度があります。

SBIRの主な点は

  1. 日本政策金融公庫が、低金利で融資してくれる
  2. 担保の余力に乏しい中小企業でも「中小企業信用保険法」の例で保証限度枠が2倍になる
つまり保証協会の枠いっぱいまで融資を受けている会社であっても、低金利で今と同じだけ低金利融資が受けられる仕組み、ということです。

この仕組みを使って事業開始から助成金や補助金がもらえるまでの間「つなぎ融資」を受ければ、事業資金が調達できる…というのが「仕組み」のお話。

次回は「実情」編として、この仕組みが実際にどのように運用されているか、具体例をご紹介したいと思います。