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エネルギー革新で最高年間10億円!NEDOにみる経産省の事業化シフト

2012/02/20

今回は、平成24年度から始まるNEDOの「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」についてお伝えします。
4月締切の新助成金事業について早々と予告が出ました。

記事の通り

  • インキュベーション研究フェーズ
  • 実用化開発フェーズ
  • 実証開発フェーズ

の3つに分かれていますが、3つ目の<実証開発フェーズ>など年間の最高助成金額が10億円と、これまで高々1億円だったことを考えれば跳びぬけた予算となっています。

特長的なのは金額だけでなく、「概要」に使われている

  • 成果重視
  • ステージゲート審査
  • 目標達成の徹底

といった言葉に表れている、「将来有望と思われる技術」だけを、「中間チェックを厳しく」して、「必ず収益事業として成功」させるという決意です。

経産省はこれまで中小企業を中心に毎年数千億円の技術開発支援を行ってきましたが、製品化までこぎつけて、しっかり利益を稼ぐところまで到達したテーマは実はあまり多くないのです。

というより「稀にしかない」と言った方が近いかもしれません。

ここ数年は、投資効果が低いのではないかとの批判が徐々に強くなってきており、平成24年度は「技術の事業化」に大きくシフトせざるを得ない状況となっているようです。

今回のプログラムを運営するNEDOも、これまで技術イノベーションを旗印にして「イノベーション推進事業」という大型助成金事業を行ってきましたが、この事業も今年度で終了となり、代わりに「戦略的」が冠につく助成事業を年度の筆頭に据えてきました。

「技術イノベーション」は現状の技術レベルを大きく跳躍するということですが、やはり事業化には最低5~10年の時間が必要です。一方「戦略的」とは、国として効果的に利益を追求できる事業化が可能な、即戦力となる技術を優遇するということかと思います。

今回の予告は、経産省の「事業化シフト」宣言と見ました。

本記事は2012/02/20時点での情報です。状況は刻々と変化しますので、必ずその時点での最新情報をご確認ください。

季節の俳句

一片を解き沈丁の香となりぬ(稲畑 汀子)

実は沈丁花の香りが異常に好きです。
まだまだ寒い2月の終わりのある朝、突然の香りに驚かされるあの瞬間は年ごとに新鮮です。
今年ももう間もなく、と期待したり、いやいや梅も遅れているのでと気をもんだり、の今日この頃です。

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