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最高事業費年間10億円!省エネ助成金

2012/08/20

今年は2回目の公募となる「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」のご紹介です。

昨年までの「省エネルギー革新技術事業」から名前が変わり、それに伴っていくつか新しい点が見られます。その狙いとは?

まず事業名に「戦略的」の文字がつきました。経産省関連の助成事業では、この文字がついた場合、経産省が事前に掲げている「…戦略」の名がついた指針と直接的に結びついているのが通例です。今回のそれは「省エネルギー技術戦略2011」。昨年閣議決定された省エネルギーに関する国家戦略です。

細かいことから言えば、研究開発の段階を表す「フェーズ」が6から4に削減されたので一瞬わかりやすくなったと思ったら、これらのフェーズの組合せで構成される「タイプ」というのがAからFまで6つも示されています。

詳しくは助成金のページを見ていただきたいのですが、応募する側としてはフェーズが減った分より組合せを選ぶこと苦労の方が大きいかもしれません。

そんな事より驚いたのは、技術分野による優先順位を明示したこと。技術分野を示す表では、各技術分野をグルーピングしてその左端に優先順位を示す番号が1から3までクラス分けされています。

もちろん明言されているわけではありませんが、第2クラスの技術グループを選ぶ場合は「余程自信があるテーマないと難しいであろう」、第3クラスのグループ(単に「その他の技術」と書かれている)を選んだら「まず採択は難しいであろう」と宣言しているようなものでしょう。

もう一つ特徴的なのは、優先順位クラス1とされている分野では、選ばれている4つの重要技術に対して、経済産業省が考えた「特定技術開発」の内容がそのまま対象になっていることが条件であり、さらに公募要領19頁以下でその開発内容は詳細まで記述されているのです。

それがどれだけ詳細かというと、例えば重要技術1番「次世代ヒートポンプ」の大項目1-4「カーエアコン」では、「電気自動車用でcop4以上の性能を、2017年までに製品化する開発計画であること」と、用途と性能、はては製品化の時期まで指定してあります。どう考えても個別のメーカーとの事前の打ち合わせに従ってすでに開発が進んでいる研究項目を念頭にノミネートされているとしか考えられません。

(注:copとは成績係数のこと。入力電力の4倍の空調能力を持つことを意味する)

なので、今回の公募は一見対象分野が広いようでも、一つ一つの「特定技術開発」を見ていくと、かなり限られた企業間の競争にならざるを得ないようです。もしあなたがこれら4つの重要技術分野に含まれる総数17の大項目に該当する開発をされているのであれば、今回の公募は間違いなくビッグチャンスです。

本記事は2012/08/20時点での情報です。状況は刻々と変化しますので、必ずその時点での最新情報をご確認ください。

季節の俳句

砂の如き 雲流れ行き 朝の秋(正岡 子規)

初めてこの句にであったときは「砂の如き雲」とはどんな雲か見当がつかなかったのですが、今朝の空の高いところにうっすらと筆で刷いたような筋状の雲を見つけ、あ、あれか、、、と思いました。 実は違うかもしれませんが、解釈が読む者に任されるのが句の良さと思っています。

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