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ただいま公募中!大型助成金事業

2009/05/22

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による、年間予算5千万円から1億円の大型助成金事業「イノベーション推進」の平成21年度第2回目が公募中です。

この事業は大きく2つの事業に分割されています。

一つは「イノベーション推進(実用化)」、

もう一方は「イノベーション推進(大学発)」です。

前者は特許を持つ民間企業、後者は大学等の研究機関が特許を持ち、「大学に協力して製品化と事業家を進める企業」が申請当事者となり、どちらも事業化が目的です。

詳しくはリンク先のご紹介を見て頂きたいのですが、たまたま20年度と21年度第1回の「実用化」事業を、ご支援したお客様が受託されるという経験をさせて頂いたので、今回はこの事業に応募する際のポイントをいくつかご紹介します。

①新規性が重要 

タイトルに「イノベーション」とあるのは伊達ではありません。予算が高額なこともあり、今までにないアイデアによる、革新的な技術であることを、既存の製品等との比較等によりわかりやすく強調する文章表現力が非常に重要です。

②開発からエンドユーザーまでの配役

新しいものを開発することが出発点なので開発メンバーが十分な実績を持っていることをアピールすることも重要ですが、学術的な裏付けをして頂く研究者やその製品・サービスの最終需要家として、その事業分野で広く知られている方に専門家として参画して頂くことも重要なポイントです。

③事業化への道筋

最終目的地は新事業分野の開拓なので、「こんなに素晴らしいものができます」だけではなく、客観的裏付けのあるターゲットとする市場規模予測・販売計画や販売価格の設定、またエンドユーザーまで製品やサービスを届けるための販売ルート・手段まで、リアリティーのある事業プランが求められます。

助成金の申請に限らず、事業の拡大のために融資や投資が必要な場合は、あらゆる面から事業可能性の高い事業であることが伝わるプランづくりは欠かせません。

しかし、それを文章で表現するという作業が日常の業務に直結するという経営者はまれなので、苦手とされる方が多いようです。

もし、ご自分の事業アイデアを資金提供者を納得させる文章で表現したいと思われた時は、経験のある専門家にご相談することをお勧めします。

本記事は2009/05/22時点での情報です。状況は刻々と変化しますので、必ずその時点での最新情報をご確認ください。

季節の俳句

みごもりて 盗みて食いて 猫走る (橋本多佳子)

春が一番好きという方も多いと思いますが、生命あふれるその濃密さが、返って息苦く感じられるときがあります。
おそらく歳のせいでしょうが、、、