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高額助成金「イノベーション推進事業」の予告公開

2008/10/18

今年2回目の独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による大型助成金事業「イノベーション推進」事業」の予告が公開されました。と言っても前々回のお知らせでお伝えした事情により、タイトル的には“平成21年度第1回”となります。

今回の予告も従来通り2つの事業に分割されています。一つは「イノベーション推進(実用化」、もう一方

は「イノベーション推進(大学発)」です。

前者は民間企業が開発に関する特許を持つテーマ、後者は大学等の研究機関が特許を持つテーマが対象ですが、どちらも事業化が目的なので、後者も「大学に協力して製品化と事業家を進める企業」が申請当事者になります。詳しくはリンク先のご紹介を見て頂きたいのですが、ここでは今回の予告で少し様子が変わったところをご照会します。

まず両方とも公募開始時期が昨年より1月ほど遅れましたが、これは他の助成金でも良くあることで特に問題はありません。既に準備されてきた方には余裕ができてありがたいかもしれません。

目に付くのは公募の終了時期です。
前回までは(実用化)の締切が(大学発)より1ヶ月早かったのですが、今回は(実用化)の締切が年明けの1月中旬、(大学)締切が12月中旬と、逆転しています。

実際に応募をお手伝いした経験から、(大学発)については申請者である企業と大学との間で、大学が所有する特許権の扱いや役割分担の調整で結構時間が必要なので、(実用化)より1月遅れはリーズナブルと考えていたのですが、何故か今回は(大学)の締切が早くなりました。

ツテを通じて理由を探るつもりですが、何かわかれば皆さんにもご紹介します。
何れにしろ締切まで2-3ヶ月ありますので、チャレンジされる方はじっくり申請内容をブラッシアップしてください。

ブラッシアップのポイントについて専門家の意見が欲しいという方はこちらへ>>>問合せ

本記事は2008/10/18時点での情報です。状況は刻々と変化しますので、必ずその時点での最新情報をご確認ください。