5000以上の創業者に助成金獲得のチャンス!
最近大型予算の助成事業が多くお伝えするのが遅れましたが、これから創業したい方を応援する小ぶりな助成金の公募が始まっています。「中小企業基盤整備機構」という、独立行政法人が、全国の事務局を窓口として公募している、「創業予定者」、「事業承継予定企業」を対象とした、上限200~700万円、補助率2/3の助成金、「創業補助金」です。
詳しくは助成金のページ(「創業補助金」)を見ていただきたいのですが、「創業予定者」が「地域需要創造型起業・創業」と「海外需要獲得型起業・創業」に分かれ、これとは別に「第二創業(事業承継)」も対象なので、全体では3種類に分かれています。
補助金上限額が各々異なっており、
- 「地域需要創造型起業・創業」200万円
- 「海外需要獲得型起業・創業」700万円
- 「第二創業(事業承継)」500万円
となっています。
一番応募が多そうな「地域需要」は少額ですが、年間総予算は200億円あるので、採択件数が5,000件は超えそうで、しっかり計画がかければ採択の可能性は高いと思います。
さらに「ものづくり中小企業補助金」と同様、「認定支援機関」の確認書が必要とされています。実はすでに認定されている支援機関の多くは地銀を中心とした金融機関であり、それが支店単位で認定をとっているので、あなたのご近所の地銀の支店はおそらく「認定支援機関」としてすでに登録済と思います。
つまり、前回の「ものづくり中小企業」も今回の「創業支援・事業承継支援」も、地銀等の金融機関や地域の士業の先生たちを活用して予算を効果的に使おうという新しいアイデアで地域の活性化を図ろうとしている訳です。
中々大胆で面白いチャレンジと思いますが、支援手数料を支援機関と申請者との調整に任せた点が吉と出るか?兇とでるか?日本の政府としては珍しく、少しどきどきさせてくれる制度です。
2月1日では5,481だった支援機関の数が、3月21日には6,740となったようです。
「今年こそ創業したい」と考えている方は早速支援機関にお問い合わせを。
「創業支援事業」の第1回締め切りは4月1日、第2回締め切りは4月22日ですが、その後も何度か公募は続くようです。
季節の俳句
菜の花や 小窓の内に かぐや姫 (建部 巣兆)
巣兆さんは小林一茶とも交流のあった江戸中期の文人で、絵も良く書いたとのこと。この句もいかにも御伽草子のようです
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