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助成金前払い(!)の助成事業がグレードアップ

2009/03/11

公募型助成金詳しい方はご存じですが、通常公募型助成金は、たとえば1年間新製品のための開発投資をした後に、2/3等の適用されている助成率分の費用が補填される方式のため、この間の費用は公的融資等でつなぐことになります。

ところが「新技術開発助成金」 は、例えば4月応募分の採択が発表される8月に、開発に先行して助成金が支払われます。企業向け助成金としては唯一かもしれません。

おそらく助成事業を行う「新技術財団」が政府機関でないため、公的融資の支援対象とならないためと思われます。

その助成金事業の助成額が大きく増額されました

助成上限 1,000万円⇒2,000万円
助成率   1/2  ⇒  2/3

これは『2,000万円の開発費に対して1,000万円』だった助成金が、『3,000万円の開発費に対して2,000万円』となるので、結構な大きさです。
特許申請済でこれから商品化を考えておられるような方はまさにぴったりと思います。

本記事は2009/03/11時点での情報です。状況は刻々と変化しますので、必ずその時点での最新情報をご確認ください。

季節の俳句

牡丹雪 時をゆるめるごとく降る (永田耕一郎)

寒暖の差がおおきい今日この頃、夕暮れのほんの一時、ゆらゆらと舞い落ちる牡丹雪には、思わずほっとさせてくれる優しさがありますね。