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イノベーション推進事業もエネルギー開発を主軸に

2011/04/26

平成23年度のイノベーション推進事業の公募が始まりました。



今回の公募内容では大きな特徴が2点あります。



  1. 昨年閣議決定された「新成長戦略」を前面に押し出し、「グリーン・イノベーション」、「ライフイノベーション」他の重点分野を明確にした点。

  2. 恒例の3つの事業(「産業技術」、「ベンチャー技術」、「次世代技術」)に加えて「課題解決型実用開発」という4つ目の事業を追加して、その中で5つのかなり絞り込んだテーマを並べている点。


前者は自然エネルギーの利用開発が一丁目一番地的な位置を占めており、当面増強が望めない原子力発電の現状を反映したものと言えますので、そちらの分野に関わってこられた方は有利です。



ただ、後者の意図が実はよくわかりません。



一つの手がかりは、毎年独立して公募されていた「福祉用具の開発」が、課題解決型のテーマの一つとされ、独立していた事業が吸収されたように見えることです。おそらく、各省とも助成事業の総額予算縮小が間違いなく実施されるという状況の中での整理統合とみるべきかと思います。

本記事は2011/04/26時点での情報です。状況は刻々と変化しますので、必ずその時点での最新情報をご確認ください。

季節の俳句

きっぱりと 五月 青山椒を煮る (福田 由美)

「きっぱりとした五月」に共感しました。まだ四月ですが、「風薫る」というにぴったりの空気のなかで輝く青葉と紺碧の空を何度か目にする機会がありました。気持ちの良い気候に、自転車のスピードもあがります。