動き出した145億円の「支援パッケージ事業」
独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)から「パッケージ型海外展開支援事業」の公募が始まりました。上限100万円、助成率2/3で海外向けWebページの製作費を支援するという、これだけ見ると“じみー”な助成金です。
ただ、Webページの製作費を助成するというだけでなく、初めて海外に向けたWeb取引をする企業に中小機構から海外販路開拓の専門家の派遣や無料セミナー等を含めて支援する「パッケージ」になっているのが新趣向です。
この「支援パッケージ事業」は平成25年度補正予算として総額144.6億円確保されており、今回公募された「海外展開支援事業」の予算はその中の12.5億円分が充てられます。
そして「支援パッケージ事業」の内もっとも大きな予算を確保しているのが「地域力活用市場獲得等支援事業」と言われる121億円の事業です。こちらの方はまだ公募が始まっていませんが、動き出すとかなりインパクトのある補助事業になりそうです。
即ち、中小企業・小規模事業者の販路拡大に対する補助金に加え、地域の商工会・商工会会議所が行う経営強化セミナーや専門家派遣等をパッケージにして支援する仕掛けです。補助金は雇用を生む場合は上限100万円、それ以外は上限50万円となっており、申請すれば殆ど採択されるのではないかと思われます。
というわけで「地域力活用市場獲得等支援事業」は“乞うご期待”ですが、既に公募中の「海外展開支援事業」をもう少し詳しく説明します。
この事業の予算12.5億円の内、中小機構から派遣される専門家やセミナーの予算は公開されていませんが、これまでの例から2~3億円程度と考えられるので、Webページ製作費に向けられる補助金予算はおおよそ10億円と考えて良いと思います。
すると、採択数は1,000件という計算になります。公募要領や申請書の内容を見ても比較的手軽な計画書になっており、これは申請書をしっかり書けばかなりの確率で採択されると思います。
なので、これから現在の商品・サービスを、Webを使って海外展開したいと考えている方は勿論ですが、このメルマガの読者の中にもたくさんおられるWebページ制作をお仕事にされている方にはとても良い販促ツールとなるかもしれません。
「海外向けWebページの製作を検討されている方は、その費用の2/3が補助金で返ってくることをご存知ですか?」というセールストークは結構使えるのではないでしょうか?それについては弊社も何らかのお役にたてるかもしれませんので、お心当たりのある方はご連絡ください。
季節の俳句
立ちすくむほどのあをぞら冬鷗 (正木 ゆう子)
昨日までの大雪を含め、立秋以降ますます春から遠ざかるような天候が続いているので、あえて目がくらむような青空を謳った句を選びました。今日はまだ寒い空のようです。
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