HOME > コンサルタントの視点 > 事業再構築補助金、公募開始

事業再構築補助金、公募開始

2022/01/24

1月20日18:00付けで事業再構築補助金の第5回に関する公募要領が公開されました。
受付期間は2月中旬から3月24日までとのこと。

今年行われる事業再構築補助金については、12月13日号で概要をご紹介しましたが、おさらいで主なポイントを列記します(詳細についてはこちら)。

  • 【卒業枠】【グローバルV字回復枠】【緊急事態宣言特別枠】は第5回を最後に廃止
  • 一方で、第6回以降【回復・再生応援枠】【グリーン成長枠】が追加
  • 併せて第6回以降、通常枠の従業員別補助金上限額の削減や建築費の対象範囲の減少あり
ただし、可能性が予告されていた「事前着手対象期間の見直し」については第5回に限り行われませんでした。

という訳で、これまでの内容が概ね踏襲されている最後の公募となる、第5回の公募要領が公開されました。今回は、少し細かくなりますが、申請書作成に関する注意点をいくつかご案内します。

今回の変更点について

2点あるのでよく吟味してください。

  • 新事業売上高10%要件における付加価値額15%要件の追加
    「補助事業終了後、3~5年で新規事業による売上高が全売上高の10%以上」との計画策定要件を「付加価値額15%以上」としても良いという条件緩和です。

    まじめに検討するほど売上高の10%アップは難しいと考えられる方は意外と多いようで、弊社も何社か存じ上げています。その場合、もう一つの付加価値額の15%アップについても何を意味するかをしっかり考えて見る必要があります。

    ここでの付加価値額とは(営業利益+人件費+減価償却費)とされており、人件費と減価償却費は増えた分だけ営業利益が下がるので、注目すべきは売上原価と販管費のうち、人件費と減価償却費以外の費用です。これらを減らす工夫をしてみましょう。

  • 売上高10億円以上の企業の場合、事業再構築の対象事業部門の売上高が3億円以上であれば、当該事業部門の売上高10%(または付加価値15%)アップを要件に追加

    この追加は、該当する企業にはかなり有効かと思います。全社売上高10億円の場合、新規事業での売上増のノルマが1億円から3,000万円に減ることになるのでかなりの条件緩和と思います。

更新された公開情報の確認

以下の資料が1月20日付で更新されているので一通り目を通しましょう。
事業再構築補助金の公募も5回目となれば、応募される方の中には今回で何回目かの応募になるという方もおられるかもしれません。競争は質の面で厳しくなっていると考えられます。

応募されるのであれば前述のような細かな点にも注意しつつ、基本である公募要領を熟読し、特にp35の「審査項目・加点項目」を取りこぼさないよう申請書のクオリティーを上げて臨みましょう。

本記事は2022/01/24時点での情報です。状況は刻々と変化しますので、必ずその時点での最新情報をご確認ください。

季節の俳句

早梅や 日はありながら風の中(原 石鼎)

我が家の周りは戦前農村であった名残か、庭に梅を植えている旧家が多く、おかげで年が明ければ角々で早梅を見かけます。日差しに咲く梅と風の冷たさは絶好の組み合わせで、さすが石鼎です。

【相談無料】補助金・助成金のことなら何でもお気軽にお問い合わせください

【購読無料】週に1度、プロ目線の補助金・助成金情報をメルマガで配信中

助成金・補助金を探す