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技術系ベンチャー起業を目指す方必見!~NEDO主催のコンテスト~

2018/06/18

今回はNEDOによる「Technology Commercialization Program」(TCP)をご紹介します。公募開始が6月8日で一次の書類審査が9月14日、二次のピッチ(プレゼン)審査会は12月、さらに最終審査となるピッチ(プレゼン)コンテストが2019年1月と、かなり長期にわたる事業です。

TCPは2014年に始まった起業家、起業家予備群、起業意識のある研究者等を支援するためのプログラムで、参加者には補助金ではなく、以下の3つの機会を提供するというプログラムです。

  1. 技術シーズの事業化に必要な知識を提供する「教育プログラム」の提供
  2. 専門家によるビジネスプランの作成支援・メンタリング
  3. 大企業・ベンチャーキャピタル等へのビジネスプラン発表、ネットワーキング、マッチング
これらの「機会」ですが、政府予算で行う起業家支援としてかなりユニークです。というのは3段階の審査を突破したファイナリストではなく、20チーム程度とされている一次審査通過チームにこの3項目がすべて提供されるというのです。

中でもユニークなのは、ピッチ審査会に向けた集合研修「シリコンバレー流起業塾」という「教育プログラム」と、シリコンバレーでの企業経験者をメンターとした「個別メンタリング」でしょう。

応募条件が6月8日時点で起業していないこととされていることと併せ、そもそも大学の研究者などの事業経験がない若手を起業家として育成することが目的であることがよくわかります。

以上は一次審査通過者全員に与えられる「機会」ですが、10チーム程度に絞られる二次審査のピッチ審査会の通過チームには、最終審査であるピッチコンテストへの参加権がもらえるだけではありません。
2019年3月にパリで行われる国際的なベンチャーコンテストHello Tomorrow GLOBAL SUMMITへの旅費付き応募資格がもらえます。ただしHello Tomorrowの審査で上位500位内に入ること、二次審査通過チームの内、上位3位までという条件が付きます。

さらに、3チーム程度と想定されているピッチコンテストのファイナリストは、NEDOのベンチャー起業家の事業可能性調査費を支援する補助金NEP(上限500万円)へのシード権が与えられます。

このNEPが、5月21日号で少し触れたSUI=Start Up Innovator:起業を目指す起業家候補人を支援するプログラムの後継として平成29年度に起案され、今年から始まったNEDO Entrepreneurs Program(NEP)です。

なんだか英語の略字ばかりであまり気持ちよくないですが、どれも「ベンチャー起業家の掘起こしと育成」を目的としていることから、海外展開を視野に入れたネーミングかと思われます。

TCP自体の応募数は例年50チーム以上を維持しておりファイナリストの3チームに選ばれるのは容易ではありませんが、一次審査だけを見れば競争倍率は2~3倍で、難関と言える倍率ではありません。先端技術分野で自信のある若手研究者は是非応募を検討してください。 

季節の俳句

太陽の熱の白さやさるすべり (鷹羽 狩行)

百日紅の花の背景にある夏の太陽の「白熱」を詠んだ句ですが、今年はなかなか体験できません。真夏になれば暑さに辟易するのはわかっていながら、勝手なもので今のところこのような暑さが待ち遠しいのです。

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