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中小企業応援ファンドの『新たな』新たな取組みを知る

2013/09/02

これまで何度も取り上げたので、暫く助成金の紹介だけさせていただいた東京都中小企業振興公社の「中小企業応援ファンド」ですが、今年度から少し変えてきた部分があるので今回少し解説します(都内限定なので他府県の方はご容赦ください)。

この助成金事業は、昨年度まで

  1. 中小企業・個人事業主だけでなくNPO、一般社団/財団法人、創業予定の個人まで対象とする
  2. 対象となる「新たな取組み」とは、端的に言って新しければ何でも有り

という大変間口が広くフレキシブルな助成事業でした。

今年度も「1.」については変化がないのですが、「2.」については少しだけ絞り込みをしてきたようです。

細かくなって恐縮ですが、具体的に説明します。
昨年までの公募要領に示された「新たな取組み」内容の項目とキーワードを列記します。

  1. 都市課題解決型ビジネス
    1. 地域の福祉、安全、安心、都市機能のリニューアル
    2. 高齢者の生きがい、子供・青少年の健全育成
    3. その他、都民ニーズに対応した新ビジネス
  2. 地域資源活用型ビジネス
    1. 地域資源の3類型を活用
    2. 東京のマーケットを活用する取組み
    3. その他、東京の人材、国際性、資本等を活用する取組み

字数が多くなってしまいましたが、こうやって並べると「ナンデモアリ」と言う意味がご理解いただけると思います。これでは審査員も何を基準に選んでよいかわからなかったのではないかと思います。

審査員からのクレームが原因かどうかは知りませんが、さすがにこれではまずいと思ったのか、今年から「新たな取組み」が以下に絞られました。

  1. 都市課題解決型ビジネス
    地域の福祉、安全、安心、都市機能のリニューアル
  2. 地域資源活用型ビジネス
    地域資源の3類型を活用

地域資源の3類型というのは東京都が指定している産地の技術(71件)、農林水産(40件)、観光・文化資源(194件)、計305件を指します。【詳細(PDF)】

「これでは助成金が遠くなった」と感じましたか?私は逆です。申請書を作成するという観点から考えると、公募要領で対象となる事業が絞り込まれるほど、ターゲットがはっきりし、「どれだけこの提案が優れているか」を表現する方法が明確になるのです。

「新たな取組み」をお持ちの方は一度ご相談ください。他の提案と比べて際立った内容にブラシアップする方法をお伝えします。

本記事は2013/09/02時点での情報です。状況は刻々と変化しますので、必ずその時点での最新情報をご確認ください。

季節の俳句

砂の如き雲流れ行き 朝の秋 (正岡 子規)

ずっと「砂の如き雲」とはどんな雲かわからなかったのですが、先週末の秋を思わせる晴れた早朝、高く刷毛で刷いたような薄い雲を見つけ、「ああこのことか」と思いました。
句の解釈は読む人に任されますが、私の「砂の如き雲」の背景は紺碧の空です。

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