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海外観光客対策に7500万円

2016/03/07

人口減少で国内市場が否応なく縮小していることから、経産省は中小企業の海外展開を盛んに推奨しています。具体的にはクールジャパン等の補助金事業で海外に日本の物産・製品・コンテンツなどの販路を拡大する計画を支援しています。

いわゆるアウトバウンドの支援ですが、しかし個別に補助金のご相談を受ける立場では、海外からの観光客向けの製品やサービスの提供に使える補助金への問い合わせの方が多いと感じていました。

ところがこれが意外に見当たらないのです。という訳で、今回ご紹介するのは、やっと出た感のある「商店街インバウンド促進支援事業」。平成27年度の補正予算として公募中です。

政府の計画より早く増加している海外観光客への対応ということでしょうが、この補助金事業はインバウンドを前面に掲げたという以外にも、これまでの商店街支援と較べてかなり柔軟な内容となっています。

主な特徴をいくつか挙げてみると、

  • 店舗の建設や内装、設備工事等の建設費、店舗賃貸料、通信回線使用料及びインターネットプロバイダ契約料等、これまでの商店街向け補助金では対象外とされていた費用も補助金の対象となっている。

  • 応募資格が法人格を持つ商店街組織だけでなく、観光協会や温泉組合、商工会、問屋街や市場でも応募が可能と幅広い。

といったところです。費用についてはさすがに土地の取得費用は対象外ですが、店舗の賃貸料や建設・内装工事費までが対象となれば、補助金上限の7,500万円も使いでがあります。

応募資格も「結成後1年以上」と「規約等で定められた代表者がいる」ことだけが条件ですが、こちらは審査の過程で実績等が見られるので形だけという訳にはいかないようです

という訳で、商店街の空き店舗を改造して免税カウンターを開き、パスポートリーダーやクレジットカードの決済端末を置いたり、多言語対応の商店街マップやホームページを作ったりなどの計画はすべてが対象となるので、あなたの街でも早速申請の準備にとりかかりましょう。

本記事は2016/03/07時点での情報です。状況は刻々と変化しますので、必ずその時点での最新情報をご確認ください。

季節の俳句

少年の見遣るは少女鳥雲に(中村 草田男)

「鳥雲に入る」という季語は実はあまりピンと来ないのですが、この句は「さすが草田男」といいたくなります。少々青臭い、仲春の雰囲気がよくでています。「万緑」から。

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