【速報】事業再構築補助金、第12回公募開始！ - 研究開発系補助金のスペシャリスト　アライブ ビジネス

コンサルタントの淡河です。4月10日のブログで「路線変更した」とお伝えした事業再構築補助金でしたが、続報がありました。

経済産業省の言う「再編」としての省力化投資補助金がすべてではなく、（これまた経済産業省曰く）「抜本的見直し」を行った上で、事業再構築補助金第12回公募の内容が公開されました。

公募期間は4月23日から7月26日とのこと。申請開始そのものは現在調整中とのことで明示されていませんが、公募締切までは少し時間があります。

事業再構築補助金の「抜本的見直し」の正体

それにしても「抜本的見直し」とは少し大げさな気がします。

確かにたくさんある枠の名前がかなりの割合で変わっています。
しかし、

旧：成長枠　→　成長分野進出枠（通常類型）
旧：グリーン成長枠　→　成長分野進出枠（GX進出類型）
　
など、「ん？名前だけ？」といった変更が多いようです。また、補助経費の対象となる費目に他の補助事業ではなかなか対象とならない建物費が残されているなど、概ね従来の事業と同じです。

どうやら補助金の内容自体は大きな変化がなさそうです。そこで、関連情報を調べてみると、中小企業庁が「抜本的見直し」の内容を説明しているページがありました。
（参照：中小企業庁「中小企業等事業再構築促進基金及び事業再構築補助金の抜本的見直しを行った上で本日から第12回公募を実施します」）

見直し項目のタイトルだけ挙げると、(1)制度的対応、(2)事務局審査の改善・体制強化、(3)EBPM強化、となっていますが、肝はどうやらEBPMのようです。

EBPM=Evidence-Based Policy Making即ち「エビデンスに基づく政策立案」。つまり、コロナが終わったのに何でいつまでもコロナ対策やってんの？と言われないような事業にしなさい、ということのようです。

なるほど。それで、誤解されないように枠の名前を変えるのが大事なのかもしれません。

ただし、応募する方にはあまり関係ないので、これまでの事業内容とあまり変わらないと思って応募すればよさそうです。

果たしてあるのかないのか、ヤキモキされていた第12回公募がとうとう始まりました。待っていた方は今すぐ公募要領の理解に取り掛かってください。

まずは事業再構築補助金の速報でした。